令和元年10月30日(水)サークルを行いました。
参加者は7名。今回は,2名の見学がありました。
1 4学算数科「計算のやくそくを調べよう」で授業を盛り上げるには?
題名の単元には,25個のドットを数える授業があります。
算数が得意な児童から苦手な児童がいる中で,どの子も問題を解こうとする手立てや,様々出された考えを全体に共有するやり方などが出されました。
子供が書いたワークシートをメンバーで見て,考えた過程を想像したり,授業の中での活かし方のアイデアを出し合ったりしました。
2 児童の事実から生み出された算数筆算の繰り下がりが確実にできるやり方
算数の計算について話し合っている際に,特別支援学級担任の先生から,子供と一緒に筆算の学習をしていたら,その子が独自のやり方を見出して解けるようになりましたという実践報告がありました。
それは,繰り下がりの数を通常は,引かれる数の上に10と書いて,10から引く数を引いて,引かれる数を足すという方法で教えます。この方法ですと,10から引く数を引いたときに,差を覚えておかなければなりません。
しかし,新しく編み出した方法では,差を引く数の横に書いているので,足し算をする際に安心して足せるというメリットがあります。
この方法は,児童によっては大変有効な方法だと思いました。
3 6年社会科「世界の中の日本」で熱中する発問
小学校の6年生で「世界の中」の日本という単元があります。
中学校の先生から,小学校ではどのような授業をされているのか問われました。
いくつかの国から1つ選択し,その国について調べポスターセッションをするなど,サークルメンバーそれぞれの意見が出されました。
その中で,4つの国について討論をさせると言われました。
その発問は,各国と日本の関係を未来思考で問うもので大変素晴らしいものでした
4 特別支援学級での道徳科授業のあり方
見学に来られた特別支援学級担任の先生が授業をされました。
参観日で行う予定の道徳授業を模擬授業されました。
2年生から6年生までいる異学年集団でどのように授業をしたらよいかアイデアが出されました。
パワーポイントに出す画面の文字数,考えさせる場面など異学年だからこそ楽しくできる余地があると思いました。
参観日の授業がうまくくといいなと思っています。
5 算数の授業で楽しく復習できる「○○問題」
児童が自分で問題を作って板書をし,作られた問題を解き合う「○○問題」の実践報告がありました。授業映像で提案があり,子供たちの様子を見ながら検討しました。この実践は,「教育トークライン」(東京教育技術研究所発行)の2019年10月号に掲載されていたものです。
楽しく盛り上がる授業アイデアを実際に追試してみることで見えてくるものがあります。そして,サークルで持ち寄って共有することで深まりました。
6 その他
その他にも近況を伝えあったり,困っていることに対するアイデアを出し合ったりしました。